多様な働き方をひろげる〜地域で認め合いながら働き暮らす〜

 2022年12月に施行された労働者協同組合法により、働く人自らが出資者となり意見を反映しながら事業を展開することができる協同労働型の事業者が法人として認められることになりました。
この法律は、私が長らく関わってきたワーカーズ・コレクティブの仲間が待ち望んでいたもので、法制化を契機に多様な働き方が社会に広がることが期待されています。
ワーカーズの現場では、子育て、介護、障害から、精神的不安定や発達に特性を持つ人、ひきこもりや不登校経験のある若者や生活困窮者など、さまざまな理由から働くことに困難を抱えている方も受け入れ、共に働く実践が重ねられてきました。
地域の中で認め合いながら働き暮らすことは、経済成長と引き換えに失った地域コミュニティの再生にもつながります。
新しい法律を私たちがどう使いこなしていくかが問われています。
自治体の動きを作っていくのは、まさにこれから!自分らしく生きることができる多様な働き方の社会化に力を注ぎます。