敬老パスIC化どうなの?ミニフォーラム第二弾

横浜市と川崎市がそれぞれ10月から始めた敬老パスIC化。ネット青葉に寄せられた「横浜市の敬老パスが使いづらい」という声をきっかけに、開催した利用者の皆さんとの意見交換を行うミニフォーラム、今回は第二弾を開催しました。

<これまでのお話>

敬老パスは両市とも70歳以上の公共交通機関の利用優遇という制度です。内容も少し違いがありますが、特にIC化にあたっては、

・川崎市はPASMO/Suicaを敬老パスにした

・横浜市は敬老パス単独のカードにした

と対応がわかれ、前回のミニフォーラムでは、横浜市営地下鉄の敬老パスのタッチパネルの不便さという話題から、川崎市を跨いで使う場合はどうなのかなどさらなる疑問が生まれたことから、川崎市にオンラインヒアリングを行いました。

<ミニフォーラム第二弾の概要>

結論から言いますと、参加者全員が、PASMO/Suicaを敬老パスにする方が、使い勝手もコスト的に見てもよいということになりましたが、意見交換の中で新たな疑問や課題がさらに明らかに!例えば、

・横浜市は今回のIC化に19億円もかけているが、これが利用状況を把握するためのリサーチが目的だとすると、費用をかけすぎではないか?

・川崎市の既存ICなら、タッチパネルなどランニングコストがかからない。

→川崎市の行政ヒアリングでは、既存ICに機能を付与できるということは横浜市さんもご承知では、、、とのことでした。

・市営地下鉄のタッチパネルの場所を案内するために委託したというシルバー人材に6000万円もかかっているそうだが、3ヶ月も案内は必要ないのではないか?タッチしなくてもよいと声かけをしている人もいて、利用状況把握の意味がない。

・横浜市は始める前にもっと市民の意見を聞くべき

 

<三浦紀子の感想>

今回のミニフォーラムはネット会員さんの声かけで実現したミニフォーラムで、川崎市のご友人にもお声かけくださったことで、横浜市と川崎市の対応の違いを当事者の声から感じることができて、とても貴重な場になりました。心から感謝いたします。今後横浜市がいつの時点で利用状況の報告を行うのかということや、今後のランニングコストをどれほど見込んでいたのかや、そもそもこのIC化の対応についての総括をどう進めていくのかなど、引き続きウォッチして課題をさらに明らかにしていきたいと思いました。

よりよい横浜市の制度にしていくには、やはり当事者の意見が大事ですね。「横浜市はもっと市民の意見を聞くべき」という声が印象に残りました。

 

<番外編> 今回のミニフォーラム開催にあたり、参加呼びかけや場の設定をしてくださった会員さんです。双子コーデ?(素敵です💕)私たちは、こうして地域の皆さんとのネットワークして、参加型で課題解決を共にめざしています。